メンタルトレーニングの目的

スポーツでメンタルトレーニングを実践することの意義が浸透したのは、2000年のシドニーオリンピックの頃でした。それよりも16年前の1986年に開催されたロサンゼルスオリンピックでは、スポーツ栄養学やメンタルトレーニングリは、後進国だった日本。

 

厳しいトレーニングを積んだ者だけが、真の勝者になれる!という根性論が、一般的だった日本で、メンタルトレーニングを実施する意義や目的は、多くのスポーツ指導者にも浸透しています。ただ漠然と指導者や監督コーチの言われる練習をこなすだけでは、

初心者でもベテランでも緊張する

日ごろ練習を積み重ねても本番に強い子と本番に弱い子がいます。日本一勝ち続けた男加藤廣志(バスケ)監督は、本番で80%の力が出れば勝てるような練習をしているらしい・・残念ながら50%60%の子もいるわけで極度の緊張で頭が真っ白になる子は「心(メンタル)」を鍛えなければいけないのです。メンタルを鍛えるには、心理療法の1つ自律訓練法や呼吸法などがあります。レベルが高いチームほどどうしても緊張する画面は、多くなりますが緊張するのは、長年トレーニングを積んだベテランだけではありません。

 

練習を始めたばかりの初心者は、練習を積んでいない練習不足で緊張します。ベテランでも練習では、うまくいくのに本番で萎縮してしまい失敗する人がいます。また練習をたくさん積んだのに集中できずに失敗する人もいます。そしてプライドが高くうぬぼれから本番で集中できない人もいます。

 

一昔前までは、厳しい特訓をやりぬいた者だけが勝ち残れると信じられていました。特訓=根性=メンタルも強いと思われてきた節があります。メンタルは、練習のように何時間トレーニング積んだからといって結果が見えるわけではありません。「やる気」「自信」「集中力」「冷静」どれが欠けてもうまくいかないのです。